「見よ、わたしは命じて、 人がふるいで物をふるうように、 わたしはイスラエルの家を万国民のうちでふるう。 ひと粒も地に落ちることはない。
シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って許された。
主は地のこのはてから、かのはてまでのもろもろの民のうちにあなたがたを散らされるであろう。その所で、あなたもあなたの先祖たちも知らなかった木や石で造ったほかの神々にあなたは仕えるであろう。
その息はあふれて首にまで達する 流れのようであって、 滅びのふるいをもってもろもろの国をふるい、 また惑わす手綱を もろもろの民のあごにつけるために来る。
わたしはあなたがたを国々の間に散らし、つるぎを抜いて、あなたがたの後を追うであろう。あなたがたの地は荒れ果て、あなたがたの町々は荒れ地となるであろう。
主は言われる、 「もしこの定めがわたしの前ですたれてしまうなら、 イスラエルの子孫もすたって、 永久にわたしの前で民であることはできない」。
主は言われる、わたしのしもべヤコブよ、 恐れることはない、わたしが共にいるからだ。 わたしはあなたを追いやった国々を ことごとく滅ぼし尽す。 しかしあなたを滅ぼし尽すことはしない。 わたしは正しい道に従って、あなたを懲らしめる、 決して罰しないではおかない」。
わたしは天の四方から、四方の風をエラムにこさせ、彼らを四方の風に散らす。エラムから追い出される者の行かない国はない。
それゆえ、あなたのうちで父はその子を食い、子はその父を食う。わたしはあなたに対してさばきを行い、あなたのうちの残りの者をことごとく四方の風に散らす。
あなたの三分の一はあなたの中で疫病で死に、ききんで滅び、三分の一はあなたのまわりでつるぎに倒れ、三分の一は四方の風に散らされる。わたしはつるぎを抜いてそのあとを追う。
あなたがたのうちから、従わぬ者と、わたしにそむいた者とを分かち、その寄留した地から、彼らを導き出す。しかし彼らはイスラエルの地に入ることはできない。こうしてあなたがたはわたしが主であることを知るようになる。
彼らを諸国民の中に散らしたので、彼らは国々の中に散った。わたしは彼らのおこないと、わざとにしたがって、彼らをさばいた。
イスラエルの人々よ、その日、主はユフラテ川からエジプトの川にいたるまで穀物の穂を打ち落される。そしてあなたがたは、ひとりびとり集められる。
人はパン用の麦を打つとき砕くだろうか、 否、それが砕けるまでいつまでも打つことをしない。 馬をもってその上に車輪を引かせるとき、 それを砕くことをしない。
彼らは、わたしが彼らの神、主であることを悟る。これはわたしが彼らを諸国民のうちに移し、またこれをその国に呼び集めたからである。わたしはそのひとりをも、国々のうちに残すことをしない。